長谷川貞信

長谷川貞信「鹿児島大戦争図」

1877-11-01 貞信「鹿児嶋大戦争図」
生住昌大 蔵

画題:鹿児嶋かごしま大戦争おゝかつせんのづ
判型:大判錦絵3枚続
画工:長谷川貞信(長谷川徳太郎)/応需貞信画・印
補筆:小信
版元:大阪・矢氏安兵衛
記者:内田正鳳
届日:明治10年11月1日

詞書

老賊西郷隆盛は、延岡落城の后、日向地の山塞より桐野、其他の賊将ら、再び鹿児嶋に進入し、市街動やうなしたり。尚、官勢の只中に入、右往左往に駈廻りけつ戦す。隆盛は城山の山間拠り、追々賊将ら是にせまり、数万の大軍、一時受、昼夜界なく防攻の戦ひ天地にひゞき、山も裂るかと計り思われたりし、と云々。
内田正鳳記

(右)池辺吉十郎、西郷隆盛、貴島清、増田宗太郎、町田啓治郎
(中)別府新助、前原一格、辺見十郎太
(左)桐野利秋

所蔵者/掲載図書

生住昌大
海の見える杜美術館