明治10年4月届

山本龍洞「明治十九州合戦記」

1877-04-10 龍洞「明治十九州合戦記」
北九州市立大学 蔵

画題:明治十九州合戦記
判型:大判錦絵3枚続
画工:山本龍洞(山本龍洞)/山本龍洞
版元:東京・武川清吉
記者:逸蕉山人
彫工:彫工染
届日:明治10年4月30日

詞書

去四月戦地より或人の報とて、官軍と賊と入乱、戦中に桐野は汗馬にむち打馳来り、官兵を指揮したる野津少将に近づき、太刀振かざし切つけるを、避として浅傷を受、退打し、村田少佐狙定め発す筒先あやまたず、桐野利秋、馬より打て落す。目覚き事どもなり。
  逸蕉山人誌
 御届 十年四月三十日

(右)小畑大七、近衛士官、村田少佐、西郷隆盛、武田勇造
(中)児玉実美、岡本中佐、桐野利秋、野津少将
(左)村田正信、警視官員、鎮台兵士

所蔵者/掲載図書

海の見える杜美術館
北九州市立大学