生住昌大 蔵
画題:鹿児島征討記聞
判型:大判錦絵3枚続
画工:楊洲斎周延(橋本直義)/楊洲斎周延・印
版元:東京・山本与市
届日:明治10年9月19日
詞書
賊将西郷隆盛は、二月開戦以来、諸所に於て官軍と接戦なし、漸々に追撃され、今は日向国都の城に楯篭り、官兵襲来あらば、一戦に追退ぞけんと、嶮地を憑みに手術を尽し、防御の准備厳なる折から、大軍四方より攻撃あれば、奮戦なすといへ共、最早軍機を失なひ、支ること能はずして、此所をも逃走せしと云。
(右)奧少佐、渕辺高照
(左)西郷隆盛、桐野利秋、別府新助
所蔵者/掲載図書
生住昌大
海の見える杜美術館
鹿児島市立美術館
福岡市博物館