明治10年2月届

永島孟斎「西国戦記銘々伝 山田英太郎」

1876-02-08 孟斎「西国戦記銘々伝 山田英太郎」
生住昌大 蔵

画題:西国さいごく戦記せんき銘々めいめいでん 山田やまだ英太郎ゑいたらう
判型:大判錦絵
画工:永島孟斎(永島辰五郎)/永島孟斎画
版元:東京・山村金三郎
記者:亀谷堂主人
価格:2銭
届日:明治10年2月8日

詞書

山田は、山口県の士族なり。壮年なれども学に達し、尤も敬神の意志深く、皇国の万民、異風に染み神国の側を失ひ、武士の魂たる帯刀を剝て土民同権の処置する、などゝ固陋の丹心より、人民安全の良法をも心得ず、かへつて憤怒の逆心を生じ、しばしば同盟の有志と大事件を企て、十月廿八日、明倫館に集会の事を発するの際、小田某の変心、味方一時不都合となり、萩海道にて一戦におよび、同盟の士と共に其場を脱し、島根県下瓜生港に於て、前原、奥平等と共に捕せられたり。/亀谷堂主人記

所蔵者/掲載図書

生住昌大