明治10年2月届

真匠銀光「(鎮撫)鹿児嶋新聞」

1877-02-12 銀光「(鎮撫)鹿児嶋新聞」
北九州市立大学 蔵

画題:(鎮撫)鹿児嶋新聞
判型:大判錦絵3枚続
画工:真匠銀光(安達平七)/依頼随真匠銀光画・印
版元:東京・林吉蔵
記者:玄涯□(金に常)
届日:明治10年2月12日

詞書

一陽来復して、花に沸騰の色を見せん。桜が島に暴挙なし、弾薬を奪ふ逆徒の士、鹿児嶋県下の国境固めをなして、士族等は学校生徒に打交り、不意に斬入、県庁は防戦なさんと人数を操り出す。暴徒は県庁を乗取て、魁首は桐野某と。実にも不平の士族なり。頑固といわん、逆徒といわんや。
明治十年第二月
記者 玄涯□述

(右)鎮撫 西郷隆盛
(中)桐野某
(左)鹿児島県庁

所蔵者/掲載図書

鹿児島県立図書館
鹿児島市立美術館
北九州市立大学
久留米大学御井図書館
玉名市立歴史博物館こころピア
小西四郎『錦絵幕末明治の歴史8 西南戦争』
丹波恒夫『錦絵にみる明治天皇と明治時代』