明治10年9月届

楊洲斎周延「鹿児島賊徒鎮静依諸将天盃頂戴之図」

1877-9-20 周延「鹿児島賊徒鎮静依諸将天盃頂戴之図」
北九州市立大学 蔵

画題:鹿児島かごしま賊徒ぞくと鎮静ちんせいによつて諸将しよしやう天盃てんぱい頂戴てうだい
判型:大判錦絵3枚続
画工:楊洲斎周延(橋本直義)/楊洲斎画
版元:東京・大倉孫兵衛
届日:明治10年9月20日

詞書

昨日は肥薩肥豊の間に奔走して、弾丸の雨を侵し、今日は殿上に天盃を賜りて酒宴の興を尽す。是蓋し征討大総督の宮をはじめ諸将の軍略、其図適、兵士の奮発忠戦によつて、さしも猖獗なる賊兵を委く誅罰し、上は宸襟を安じ奉り、下方民の塗炭をすくふ其功莫大なればなり。依以て美名を後世に輝かせり。

(右)川路君、谷干城君、与倉君、岡本君、高橋君、福原君、野津君
(中)岩倉公、仁和寺宮
(左)有栖川宮、山県君、三条公

所蔵者/掲載図書

海の見える杜美術館
北九州市立大学
国立国会図書館
玉名市立歴史博物館こころピア
福岡市博物館