明治10年3月届

楊洲斎周延「鹿児嶋追討之図」

1877-03 周延「鹿児嶋追討之図」
生住昌大 蔵

画題:鹿児嶋追討之図
判型:大判錦絵3枚続
画工:楊洲斎周延(橋本直義)/楊洲斎周延写・印
版元:東京・福田熊次郎
届日:明治10年3月□日

詞書

鯨波声、西海に起り、西郷を兵を発、九州を席巻せんとして、先熊本に迫る由の電報達しければ、征討総督有栖川宮、陸海軍を率ひ、神戸港を出帆あり。熊本さして進み給ふ。されば西郷隆盛は、其勢一万有四千。先陣篠原国幹は、熊城近く攻寄て火花を散して激戦す。茲に官船龍驤丸は肥後近海を固めつゝ、陸軍に応援なす折から、肥前天草の沖合にて賊船に出合ひ、激戦数回、終に敵舩三隻を奪ひ、三十余名生捕たりとぞ。
 但し賊艦は、迎陽、舞鶴、野茂の三隻にして、兵粮、運送の汽船也と。

所蔵者/掲載図書

生住昌大
海の見える杜美術館
鹿児島県立図書館
鹿児島市立美術館
久留米大学御井図書館
福岡市博物館
小西四郎『錦絵幕末明治の歴史8 西南戦争』
塩谷七重郎『錦絵で見る西南戦争』