生住昌大 蔵
画題:征討電聞 九郎右衛門嶽中尾山戦
判型:大判錦絵
画工:玉亭芳峰(武部安兵衛)/玉亭芳峰
版元:大阪・沢田由松
記者:内田正鳳
届日:明治10年6月15日
出版:明治10年7月□日
詞書
頃は七月上旬、官軍当だん右翼出水街道にそなふる兵一小隊、勇威堂々と嶮岨峨々たる難所を打越し、賊の背後九郎右衛門嶽にいで、谷をへだてゝ砲撃しきりになす。賊軍には中尾山に陣営を築、ところどころに塁を講え、此処を千途と術をつくして防戦す。され共、破じんなし、尚塁を離れ、百余名斗り隊を備へ、再び寄せたり。依て官軍之を追わんとますます進んだりとぞ。
逸見十郎太、桐野利秋、西郷隆盛、別府九郎、貴島卯太郎、石井竹ノ助、堀与八郎、永山九成
所蔵者/掲載図書
生住昌大