生住昌大 蔵
画題：文武高名伝 旧陸軍少将正五位篠原国幹
判型：大判錦絵
画工：雷斎年基（鈴木雷之助）／雷斎年基・印
版元：大阪・前田喜兵衛
記者：鈴木雷之助
彫工：彫政
届日：（明治10年５月12日）
詞書
国幹は王政維新の際、徳川慶喜を大阪に扼し、兵を伏水に破り、進んで東京に入、上野宮を池上本門寺に幽閉し、有栖川宮に随て会津を討ち、太功を奏して東京に凱旋し、陸軍少将に任ぜられしが、廟堂官吏の征韓を非とする者を悪み、西郷と倶に官を辞して本国に帰り、明治十年二月、兵に将として官軍と戦ひ百戦、終に吉次峠の役に討死を遂げしは、惜べき英雄なりしと云。
所蔵者／掲載図書
生住昌大
