生住昌大 蔵
画題:西郷城山討死図
判型:大判錦絵3枚続
画工:浮世年光(※未詳)/応需浮世年光画
版元:大阪・吉井卯三郎
記者:吉井卯三郎
彫工:松倉虎次郎・印
届日:明治10年11月□日
詞書
老賊西郷隆盛は城山西ノ口の山間屯し、眼に余る大軍受、昼夜の界を分たず防戦数度におよび、持固めると雖ども、百計すでに尽て、桐野、村田、其他有名の賊将、戦死をなし、尚西郷が首は別府が隠せしかど、遂に顕われし別府は、其先に大軍の中を従横に駆廻り、自殺をなしたりと云々。
西郷が追討にて官軍に費せし金四千万円と云。
賊は贋紙幣を凡廿四万余製造したる由なるが、其内十四万を流通させしと云。
種類 一円、二円、五円
隆盛 行年四十九年五ヶ月
(右)別府晋輔、西郷隆盛
(中)桐野利秋、永山矢一郎、淵辺高照、谷少将、有馬源五郎、竹下九郎
(左)辺見十郎太、村田新八、池辺吉十郎、重久七之助、桂衛門、伊集院早太郎、川野四郎、仁礼喜右衛門
所蔵者/掲載図書
生住昌大