明治10年8月届

楊洲斎周延「鹿児島征討記聞」

1877-08-03 周延「鹿児島征討記聞」
北九州市立大学 蔵

画題:鹿児島征討記聞
判型:大判錦絵3枚続
画工:楊洲斎周延(橋本直義)/楊洲斎周延
版元:東京・堤吉兵衛
届日:明治10年8月3日

詞書

夫物に善悪あり、事に順逆あり。善は天の喜する所、逆は天の憎む処也、と。爰に西郷隆盛は、薩日肥の暴徒二万有余の大兵を帥ひ、熊本城を囲み、又山鹿、植木、田原坂等の要路へ堅塁を築、其威遠近にふるひ、瞬間に九州を蓆巻せん勢ひなりしも、争で逆以て順に克ことを得ん。遂に連敗して日向に引揚、猶官軍に抗ずと云。

(右)篠原ノ妻、桐野利秋、淵辺高照
(中)西郷隆盛、池上ノ娘、逸見ノ妻
(左)河野四郎、貴島卯太郎

所蔵者/掲載図書

北九州市立大学